冠スポンサー探しが難航していた米男子ツアーのタンパベイ選手権だが、来季はバルスパー選手権の名称で継続されることが明らかになった。

　トーナメントの名称に唯一、地元名（タンパ）がついていた大会にようやく冠スポンサーが見つかった。バルスパー・コーポレーションは米ミネソタ州に本社を置く塗料やコーティング材の大手企業で国際的な競争力を持っている。同社がPGAツアーと来年から4年間のスポンサー契約を結んだことで、冠スポンサーのないトーナメントがツアーから消滅することになった。

　開催コースは変わらずフロリダ州タンパ近郊のインニスブルック・リゾート。今年の同大会ではケビン・ストリールマン（米）がツアー初優勝を飾っている。

　一時はタンパの週にプエルトリコ・オープンを組み込む案もあったが、これでフロリダシリーズは例年通りザ・ホンダ・クラシック、WGC-キャデラック選手権、バルスパー選手権、アーノルド・パーマー招待の順番で『フロリダ・スウィング』と銘打ち開催されることが正式に決まった。