全米プロ出場決定の石川 追い風を生かせるか!?
2013年8月1日(木)午前11:37
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石川遼が次週に控えた全米プロゴルフ選手権(現地時間8?11日/ニューヨーク州オークヒルCC)出場決定の朗報をエネルギーに変えて奮闘を誓っている。
今季米男子ツアーを主戦場に戦いを続けている石川だが、なかなか結果が出ずに現在の世界ランキングは158位と低迷中。そのため今週開催の高額賞金大会、WGC - ブリヂストンインビテーショナルの出場権は得られず、同週開催のリノ・タホ・オープン(1?4日、ネバダ州モントリューG&CC)出場を余儀なくされている。
フェデックスランキングでも155位と、残り2試合で125位以内に入らないと来季の出場権が得られない苦しい状況。だが、そんな石川に先日朗報が飛び込んだ。なんと特別推薦での全米プロゴルフ選手権出場が決まったのだ。チャンスが1試合増えたことはもちろんだが、ポイントの割り振りの多いメジャー大会出場が決まったことは大きい。次週の大一番で多くのポイントを稼ぐためにも、今週はまず予選突破、そして上位進出といきたいところだ。
リノ・タホ・オープンでは通常のストロークプレーとは違うステーブルフォード方式(ポイント制)が採用されている。これはアルバトロスが8点、イーグルが5点、バーディが2点、パーは0点、ボギーならマイナス1点、ダブルボギーより悪ければマイナス3点を獲得する特殊な方式のイベントだ。仮にボギーを2つ叩いたとしても、バーディをひとつとればイーブンという攻めた者に有利な試合形式は、攻撃型ゴルフを身上とする石川にとって大きなアドバンテージとなるに違いない。
残り3試合で必死の追い上げへ。崖っぷちの石川はこの追い風を生かせるか。