ビッグネーム苦戦 R.マキロイ&P.ミケルソン54位タイ
2013年3月30日(土)午前11:47
メジャー初戦のマスターズ(現地時間4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)に照準を合わせ、着々と調整を行っているはずのビッグネームたちが思わぬところでつまずいている。
現地時間29日、テキサス州のレッドストーンGCトーナメントCを舞台に行われている米男子ツアー、シェル・ヒューストン・オープンの第2ラウンドは予想外の展開を見せた。本来なら上位を賑わすべき世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算1アンダーで初日の88位タイから54位タイに順位を上げたものの、カットラインぎりぎりの滑り込みセーフ。本人は「内容は悪くない」と言うが、周囲の期待に応えるまでには至っておらず、メジャーに向け一抹の不安を残している。
同じくマスターズ4勝目を視野に入れるフィル・ミケルソン(米)も3連続バーディを奪いながらダブルボギーもある出入りの激しいゴルフで1アンダー71止まり。マキロイと同じ通算1アンダー54位タイの下位にとどまった。
さらに現時点でフェデックスカップポイントランク2位につけるブラント・スネデカー(米)が通算1オーバーでカットラインに2打足りず予選落ち。ディフェンディング・チャンピオンのハンター・メイハン(米)もやはり通算1オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。お蔭で上位は首位のスティーブ・ウィートクロフト(米)を筆頭に初優勝を狙う伏兵たちがひしめいている。
トッププロだけにメジャーには間に合わせてくるのだろうが、本来優勝争いをすべき選手たちの低迷は想定外。週末はマキロイとミケルソンの戦いぶりに注目したい。