O.ウィルソン10年目のツアー初V! R.マキロイは1差2位タイ
2014年10月6日(月)午前11:05
スコットランドのセントアンドリュース オールドCを含む3コースでプロアマ形式による予選ラウンドを行った欧州ツアー、アルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間5日、決勝ラウンドに進出したプロがメインコースのセントアンドリュース オールドCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日後続に3ストローク差をつけ単独首位から出たオリバー・ウィルソン(英)が2アンダー70をマークし、通算17アンダーで念願の同ツアー初優勝を達成した。
現在34歳のウィルソンは2008年のライダーカップで欧州代表としてプレー、レギュラーツアーでも過去9度にわたり2位(タイも含む)に入り、一時は世界ランキングトップ50に名を連ねたこともある。だがそこからスランプに陥ると、大会前の世界ランキングは792位と低迷、現在主戦場としている下部チャレンジツアーでもトップ100を外れていた。それでも先月の下部ツアーで大会2日目に「63」を叩き出すなど、復調の気配を漂わせていた中での今大会。
カーヌスティでプレーした初日にコースレコードと並ぶ「64」を叩き出してトップ発進を切ると、第3ラウンドではセントアンドリュースを「65」で回り、3打差単独首位で運命の日を迎えた。その最終日は前半を終えてノーバーディ、1ボギーと一時トップの座を譲る場面もあったが、バックナインで3バーディ(ノーボギー)を奪い、初の栄冠を手にした。
優勝後のインタビューではこれまでを振り返り「ここまで来るのに10年かかった。言葉がないよ」と声をつまらせたウィルソン。この勝利に08年ライダーカップチームメイトのイアン・ポルタ?(英)も「ツアーの選手全員にとってオリバー・ウィルソンの勝利がどれだけ嬉しいことか。長い道のりだったからね。おめでとう!」とツイッターで祝福した。
1打差の2位タイにローリー・マキロイ(北アイルランド)、トミー・フリートウッド(英)、リッチー・ラムゼイ(スコットランド)の3人。通算15アンダー単独5位にクリス・ドーク(スコットランド)、通算14アンダー6位タイにルイス・ウーストハウゼン(南ア)、シェーン・ロウリー(アイルランド)、リチャード・スターン(南ア)が入っている。