石川、今田が揃って出遅れ…
2013年3月8日(金)午前11:08
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米男子ツアー常駐1年目で苦戦が続く石川遼と、今季シード落ちして少ないチャンスを生かしたい今田竜二の2人だが、今週も苦しいスタートを余儀なくされた。
2人が出場しているのは、同ツアーのプエルトリコ・オープン(プエルトリコ、トランプインターナショナルGC-プエルトリコ)。世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権(7?10日/フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)と同週開催のため世界ランキング上位陣がおらず、出場選手にとっては大きなチャンスでもある。
現地時間7日に行われた第1ラウンドは、7アンダー65でプレーしたアンドレス・ロメロ(アルゼンチン)とキャメロン・パーシー(豪)の2人が首位タイを並走、ジョン・カラン(米)、ブレイン・バーバー(米)が1打差でこれを追走している。さらに1打差の5位タイグループにはアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)らが控える。
そんな中、約1か月後のマスターズに特別推薦で出場することが決まっている石川は、5バーディ、3ボギーでプレーして2アンダー70。Y・E・ヤン(韓)、ベ・サンムン(韓)、ジョン・デイリー(米)、ポール・ケイシー(英)らと並ぶ42位タイで初日を終えている。
一方、同ツアーのシード権を失った今田は、大会前日の午後になって繰り上げ出場が決定。米フロリダ州の自宅から急遽コース入りして本戦に臨んだが、4バーディ、3ボギーで1アンダー71。カミロ・ビジェガス(コロンビア)らと並ぶ64位タイと出遅れてしまった。
いずれも必死でプレーしているが、世界ランク上位陣のすぐ下のこの層が厚いのが米ツアー。厳しいサバイバルレースを戦う2人の2日目以降もしっかりと見守りたい。