現地時間20日開幕の世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権（アリゾナ州、ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン）の出場選手が発表され、欧州勢優位の現在の世界ゴルフ事情が明らかになった。

　世界ランキングトップ64を基準に欠場者が出れば繰上げ出場するという規定で行われる同大会の出場選手64人中、欧州勢は実に29人。これは地元米国勢の21人を大きく上回っている。2年に1度の名誉を賭けた欧米決戦、ライダーカップでも昨年は圧倒的有利だった米国を大逆転で下した欧州勢。世界ランクNo.1がローリー・マキロイ（北アイルランド）であることも含めて、米国を圧倒していることがここでも証明された。

　世界17か国から集結する実力者たちは、欧州、米国以外だと、日本、韓国などのアジア勢、南アフリカ勢、豪州勢などとなっている。ストロークプレー以上に番狂わせが起こりやすいマッチプレー。それだけにどの国の選手が強いのかという観点から見るのも面白いかもしれない。