開幕から快進撃を続けている昨季のフェデックスカップ王者ブラント・スネデカー（米）が、シーズン初Vに向け快調に飛ばしている。

　プロアマ形式で雌雄を決する米男子ツアーのAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは現地時間9日、カリフォルニア州のぺブルビーチGL（PB／パー72）、モントレー・ペニンシュラCC（MP／パー70）、スパイグラス・ヒルGC（SH／パー72）の3コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったスネデカーはメイン会場のペブルブーチで4連続を含む6バーディ（2ボギー）を奪って4アンダー68をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばしジェームス・ハーン（米／SH）と並び首位タイの座をキープした。

　1打差の単独3位にクリス・カーク（米／MP）、通算10アンダー単独4位にパトリック・リード（米／MP）が続いたが、世界ランク8位のリー・ウェストウッド（英／SH）はスコアを1つ落とし通算3アンダー36位タイに後退している。

　今季2位（タイを含む）2回、3位に1回に入っているスネデカーはシーズン18ラウンド中、アンダーパーが17ラウンド。この日も6番から奪った4連続バーディは、好調なショットがピンそば3メートル以内をとらえる目の覚めるような内容だった。

　一方、スネデカーと首位に並んだ韓国系アメリカ人のハーンは、前週のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンでバーディパットを沈めた後、YouTubeで人気に火がついた韓国人歌手PSYの代表曲『江南スタイル』の“乗馬ダンス”を披露し一躍全米のゴルフファンの注目を浴びたばかり。2人が最終日も優勝戦線を引っ張ることになりそうだ。

　初日3位タイの好発進を切った今田竜二（PB）だったが大会3日目は試練のラウンドに。スコアを伸ばしたい6番パー5でダブルボギーを叩くなど、今ひとつ波に乗り切れず1オーバー73と崩れ、前日より19ランクダウンの通算3アンダー36位タイに後退している。

　また、ディフェンディング・チャンピオンで、前週のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンに続く2週連続優勝に挑んでいるフィル・ミケルソン（米／PB）はこの日も苦戦。スコアを1つ落とし通算1アンダー56位タイにとどまっている。