今田後退17位タイ B.スネデカーがトップタイ浮上
2013年2月9日(土)午前10:20
ジェットコースターのように吹き沈みの激しい内容で今田竜二がリーダーボードを一歩後退した。
プロアマ形式で雌雄を決する米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは現地時間8日、カリフォルニア州のぺブルビーチGL(PB/パー72)、モントレー・ペニンシュラCC(MP/パー70)、スパイグラス・ヒルGC(SH/パー72)の3コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日3位タイの好発進を切った今田はこの日スパイグラス・ヒルGCを回り、2番、3番で連続バーディを奪ったところで一躍トップに躍り出た。しかし6番、8番、10番でボギーを叩いた後、12番パー3で痛恨のダブルボギー。13番でもボギーを叩き上位戦線から脱落したかに思われた。
ところが14番パー5で起死回生のイーグル奪取に成功。15番でもバーディを奪い返し何とか1オーバー73にスコアをまとめ、首位に並んだブラント・スネデカー(米/SH)、テッド・ポッターJr.(米/MP)の2人に4打差の通算4アンダー17位タイに踏みとどまった。2005年から守り続けたシード権を昨シーズン逃し、背水の陣で再浮上を誓う今田にとっては出場する一戦一戦が勝負。明日のムービングデーにチャージをかけ1つでも順位を上げておきたい。
一方、今季すでに2位(タイを含む)2回、3位1回と絶好調のスネデカーは、この日もノーボギーの安定したゴルフで4アンダー68をマークした。ファーマーズ・インシュランス・オープンではタイガー・ウッズ(米)に、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンではフィル・ミケルソン(米)にそれぞれ優勝をさらわれ2位に終わったが、昨年のフェデックスカップ年間王者の安定感は群を抜いている。このまま先頭でゴールを駆け抜けることがスネデカーの今週のミッションだ。
その他の注目選手は通算7アンダー3位タイにハンター・メイハン(米/MP)、フレデリック・ヤコブソン(スウェーデン/PB)らがつけ、通算6アンダー7位タイにジェイソン・デイ(豪/SH)、ニック・オハーン(豪/MP)らが続いている。
全米オープン2勝のレティーフ・グーセン(南ア/PB)が通算5アンダー11位タイ、世界ランク8位のリー・ウェストウッド(英/MP)が通算4アンダー17位タイとまずまずの位置につけているが、前週劇的な勝利を飾ったディフェンディング・チャンピオンのミケルソン(SH)は通算2アンダー39位タイに低迷している。