フィル・ミケルソン（米）が、圧勝の勢いにのって2週連続優勝を狙う。

　第二の故郷で行われた米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで圧勝したばかりのミケルソンは、現地時間7日開幕のAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ（カリフォルニア州、ぺブルビーチGL他）にも続けて参戦する。同大会との相性も抜群で、1998年を皮切りに2005年、2007年、そして昨季とこれまでに4勝を誇っている。

　先週は、初日の11アンダー60で突っ走った感があるが、2日目以降は忍耐強くプレーするなど、これまでのミケルソンとは違う強さも発揮。一回り大きくなった様子がうかがえただけに、大会連覇で一気に突き進みたいところだ。

　対抗馬は、ダスティン・ジョンソン（米）とブラント・スネデカー（米）だ。ジョンソンは2009年、2010年に連覇。5回のみの出場で、他にも2回トップ10があり、こちらも相性は悪くない。今季は悪天候で火曜日まで順延された開幕戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズですでに1勝しており、今季は飛躍を誓っているだけに、大事な一戦になりそうだ。

　一方のスネデカーは先々週、先週と連続して2位（タイを含む）。現在、フェデックスカップポイントランキング1位と絶好調なだけに、早く勝って一皮むけたいところだ。

　その他、リー・ウェストウッド（英）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）らも参戦。今季最初の勝利を狙う。

　尚、日本勢は今田竜二が今季2試合目の出場。今季に入って3試合連続で予選落ちした石川遼は、今大会には出場しない。

　大会は、3日間それぞれのコースで1ラウンドずつプロがセレブリティを中心にしたアマチュアと組んで華やかにチーム戦を展開。日曜日（現地時間10日）にホストコースのペブルビーチGLで決勝ラウンドを行う形式となっている。