“300ヤードスプーン”で技を磨く遼
2013年2月7日(木)午後0:01
今季本格参戦している米男子ツアーで3戦連続予選落ちした石川遼が束の間、リラックスした時間を過ごしている。
1月のヒューマナ・チャレンジ、ファーマーズ・インシュランス・オープン、前週のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンと3週連続のアリゾナ、西海岸シリーズでプレーした石川だが、結果は残念ながらすべて予選落ち。今週のAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ(現地時間7?10日/カリフォルニア州、ぺブルビーチGL他)には出場せずに、カリフォルニア州サンディエゴ近郊、カールスバッドの自宅に帰っている。
だが、練習好きの石川のこと。ただリラックスした時間を過ごすだけではなく、新しく契約したキャロウェイのパフォーマンスセンターが自宅のすぐ近くとあって足を運んだ。
現在、同社話題のクラブは“300ヤードスプーン”の愛称で知られ、今月末に発売予定のX HOTのフェアウェイウッド。すでに石川のキャディバッグには入っており、実戦で使われているクラブだが、改めてそのすごさを味わい、同時に自らの技を磨いている。
今年、クラブを一新して臨んだ新しい主戦場、米ツアー。日本では飛距離自慢だった石川だが、ここでは決してそうではないことを十分に自覚。正確性で戦わなくてはならないことはわかっているがそれでもやはり、飛べばうれしいのはゴルファーの性。そんな気持ちを満たしてくれる契約先と関係を深めつつ、4月のマスターズ(4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)という今年第一の目標に向けて、気持ちを新たにしつつあるようだ。