欧州チーム3連覇達成! エースのR.マキロイ完勝
2014年9月29日(月)午前10:04
アメリカとヨーロッパの2年に一度の対抗戦 ライダーカップは現地時間28日、スコットランドのグレンイーグルスを舞台に最終日のシングルス12マッチを行い、欧州チームが6.5ポイントを加点して合計16.5ポイント対11.5ポイントで3連覇を達成。直近10大会で8度目の勝利を挙げた。
勝負を決めたのは初出場のジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)だ。キーガン・ブラッドリーとのマッチを4アップとして迎えた15番の第2打をピンそば50センチにつけるスーパーショット。ブラッドリーも2オンしていたがこの時点でマッチが決し、1ポイントを加えた欧州チームが14.5ポイント対9.5ポイントとし優勝した。
欧州チームはリッキー・ファウラーと対戦したローリー・マキロイ(北アイルランド)が絶好調。ショット、パットともに冴えを見せ、6番までに1イーグル、4バーディを奪って5アップとした。7番ホールこそファウラーに獲られたが、13番でバーディを決め再び5アップとすると14番ホールでマッチを奪った。勢いに乗った欧州チームはジョーダン・スピースに前半まで3ダウンとされていたグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が、後半に入ると10番から4連続でホールを奪い逆転。そのまま17番でスピースを下し、米国代表の勢いを完全に止めた。
この後の欧州チームは3連続でマッチを獲られたが、マーティン・カイマー(独)がバッバ・ワトソンを4アンド2で一蹴。ハンター・メイハンに一時は4アップとされていたジャスティン・ローズ(英)も徐々に差を詰めると、最終18番を獲り引き分けに持ち込む粘りを見せカップ獲得に王手をかけた。
大逆転でのカップ奪還を目指した米国チームは、第2マッチでプレーしたパトリック・リードが奮闘した。ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を相手に接戦の末、オールスクエアで迎えた最終18番を獲り1アップで勝利。接戦の途中で欧州ファンが占拠するギャラリーを挑発するようなポーズを見せるなど、プライドが激突する対抗戦を盛り上げた。
≪ライダーカップ2014 放送予定≫
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