昨年の世界アマチュアランキングNo.1男がプロデビューを飾った。

　米男子ツアーのトラベラーズ選手権（現地時間20日／コネチカット州、TPCリバー・ハイランズ）第1ラウンドでプロとして初めてプレーしたのが、22歳のクリス・ウィリアムス（米）だ。

　この日は1バーディ、2ボギーの1オーバー71でホールアウトし、82位タイと出遅れ。首位に立ったチャーリー・ホフマン（米／9アンダー61）とは実に10打差だが、出場選手中3位タイとなる92.86パーセントのフェアウェイキープ率を誇る堅実なショットで大観衆を沸かせた。

　プロとなった今でもテンフィンガー（ベースボール）グリップでクラブを握り、安定したショットでワシントン大時代にも強さを誇ったウィリアムスだったが、プロデビュー大会には緊張したようで「1番ティーではナーバスになった」と苦笑。「あまりいいプレーができずにフラストレーションがたまったけれど、何とかプレーできたよ」と初々しいところを見せていた。

　ちょうどこの日、22回目の誕生日を迎えたばかり。デビューにあたっては、タイガー・ウッズ（米）同様、ナイキと契約を結び、マネジメント会社もタイガーのいる「Excel Sports Management（米国）」と鳴り物入りでのプロ転向だけに、今後のプレー振りを見守りたい。