地元V狙うR.パーマーが首位発進! 石川&ベ・サンムンは50位タイ
2013年5月24日(金)午前9:41
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伝説のプレーヤー“ベン・ホーガンの小径”コロニアルCC(テキサス州)を舞台に現地時間23日に開幕した米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアル第1ラウンド。同コースのメンバーであるライアン・パーマー(米)がホーガンの足跡を踏襲するべく好スタートを切った。
この日のパーマーは4連続を含む8バーディを量産して8アンダー62をマーク。大会初日の歴代ベストスコアタイを叩き出し単独トップに立った。1打差の単独2位につけるジョン・ロリンズ(米)も実はコロニアルCCのメンバー。2人の地元勢の活躍に詰めかけたギャラリーも大喜びの初日となった。
勝手知ったる庭のようなコースながら、過去パーマーがここでトップ10入りを果たしたのは昨年(5位タイ)だけ。ロリンズに至っては出場10回中7回が予選落ちで最高位が2007年の24位タイと、これまでは全く良いところなし。同コースのメンバーで今大会優勝を飾っているのはホーガン(通算5勝)だけの上、最後に彼が勝ったのは1959年だからすでに半世紀以上の歳月が流れている。
「毎年こういうプレーをするのを夢見てきた。この大会に憧れて少年時代を過ごしてきただけに、とにかくここで勝つことが究極の目標」とパーマーが言えばロリンズは「日曜日にリーダーボードの最上段に立っていたい」と意気込みを口にする。まだトーナメントは始まったばかりだが、地元の2人は2日目以降も優勝争いの中枢を担うことを胸に誓った。
その他上位陣では、6アンダー64をマークしたモーガン・ホフマン(米)、デビッド・ハーン(カナダ)、ジョン・ピーターソン(米)らが3位タイ、マット・クーチャー(米)が5アンダー65で回り7位タイの好位置につけたが、ディフェンディング・チャンピオンのザック・ジョンソン(米)は1アンダー69止まりで50位タイと出遅れた。
また28年連続賞金ランキングトップ100以内を目指すデービス・ラブIII(米)は6オーバー76を叩き、出場136人中129位タイと下位からのスタートを余儀なくされている。
日本勢唯一出場の石川遼は、ティーショットが不安定で途中3連続ボギーを叩いたが、要所でバーディを決め、5バーディ、4ボギーの1アンダー69にスコアをまとめ、前週優勝のベ・サンムン(韓)、リッキー・ファウラー(米)らと並び50位タイで初日の競技を終えている。前週シーズン初のトップ10入りを果たし、上昇気流に乗っている最中だけに、2日目以降徐々に調子を上げていきたい。