ハンター・メイハン（米）が全米オープンで勝てなかった悔しさを糧にトーナメントを引っ張っている。

　米男子ツアーのトラベラーズ選手権は現地時間20日、コネチカット州のTPCリバー・ハイランズを舞台に第1ラウンドの競技を終了。9アンダー61でプレーしたチャーリー・ホフマン（米）が単独首位に立つ中、メイハンは1打差の単独2位でこれを追走。前週の全米オープンでは最終日最終組でプレーしながら4位タイに終わったが、今度こそ勝利へと突き進む。

「ここは僕にとってツアーでもっとも気持ちのいいコース。そうしたいと臨めば、ティーショットから攻められるし、安全にもプレーできる。僕はもっともアグレッシブな方法を選んで（2打目が）ショートアイアンになることが多かった。ピンを狙っていけたんだ。どのホールでもティーに立つと、どんなショットでも打てる気持ちになったし」と怖いものなしの一日だったことを明かし、2007年に米ツアー初優勝を飾った大会に自信をのぞかせた。

　メイハンとは対照的に、逆転で全米オープンを制したジャスティン・ローズ（英）は、3アンダー67で18位タイと平凡なスタート。だが、初のメジャー優勝直後に臨んだ今大会は大ギャラリーで知られている。それだけに、毎ホール熱狂的な拍手で迎えられ、メジャー王者気分を十分に満喫した。プレーとは別に、マネジメント会社を変えたことも発表。英国に本拠地がある「4Sports ＆ Entertainment」から、タイガー・ウッズ（米）と同じ「Excel Sports Management（米国）」と契約を結び、新たなステップを踏み出した。

　7アンダー63の単独3位にブッバ・ワトソン（米）、5アンダー65の4位タイにウェブ・シンプソン（米）、ザック・ジョンソン（米）ら。パドレイ・ハリントン（アイルランド）らが4アンダー66で10位タイ、ローズと同じ18位タイにはリー・ウェストウッド（英）、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）らがつけている。