記録更新を誓うD.ラブIII 好調をキープしたい石川も参戦
2013年5月23日(木)午後0:00
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49歳のデービス・ラブIII(米)が記録更新を誓った。
米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルが現地時間23日よりテキサス州のコロニアルCCを舞台に開幕する。実は1986年に77位になって以来、27年間賞金ランキングトップ100以下になったことがないラブIII。これはサム・スニードが持つ31年連続の記録に続き、トム・ワトソン(米)と並ぶ歴代2位の偉大な記録だ。この記録についてラブIIIは「そこに名前を連ねられたらいいね。できれば40年連続に記録を伸ばしたい」と答え、更なる記録更新にも野心を見せている。
だが、現状はなかなか厳しい。今季はシーズン序盤で2試合予選落ちした後、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンを棄権。その後、首の手術を行い約3か月間試合から遠ざかるスロースタートを余儀なくされた。ザ・プレーヤーズ選手権で復帰し48位タイに入っているが何しろ試合数が少ないため、稼いだ賞金はわずかに2万3,614ドル(約240万円)。これでは賞金ランキング212位なのも仕方のないところだ。だが、すでにシーズンも半ばを迎えており、100位ちょうどで何とか記録を伸ばした昨季に続き、苦しい戦いを余儀なくされている。
来年の4月には50歳になることから「みんながチャンピオンズツアーについて聞いてくるんだ。でも、レギュラーツアーで戦い続けるために一生懸命やっているんだ」と言い切ったラブIII。記録更新に意欲を燃やしつつ、ベン・ホーガンの庭と呼ばれるコースに立ち向かう。
前週のHPバイロン・ネルソン選手権で米ツアー初優勝を飾った2011年日本ツアー賞金王のベ・サンムン(韓)も自信満々の表情で会場入り、さらなる飛躍を誓っている。その他の主な選手では、ジム・フューリック(米)、チャール・シュワーツェル(南ア)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、マット・クーチャー(米)、ザック・ジョンソン(米)、ハンター・メイハン(米)ら実力者たちも顔を揃えた。
また、前週10位タイに入り、今季のベストフィニッシュを果たした石川遼も参戦。昇り調子のままシーズン中盤を駆け抜けて欲しいところだ。