14歳のグアン・ティンラン（中）にまたまたうれしい知らせだ。

　史上最年少の14歳でマスターズに出場しローアマを獲得、その後も米男子ツアー2試合を戦ったグアンに、帝王ジャック・ニクラウス（米）からホストを務める米ツアーのザ・メモリアル・トーナメント（現地時間5月30日?6月2日／オハイオ州、ミュアフィールド・ビレッジGC）の招待状が届いた。

　もちろんグアンはメジャー18勝の大先輩からの招待に大興奮。「招待していただいてものすごく興奮しています。ミスターニクラウスのことはゴルフのレジェンドとしてだけでなく、素晴らしい人間としてとても尊敬しています。彼がゴルフ界にもたらしたものや、僕たちジュニアゴルファーに与えてくれたものはとても大きい」と喜びを露わにした。

　マスターズで実際に会ってトーナメントへの招待を決めたというニクラウスの方も「14歳だよ！　（米国の学齢で）7年生がアジアアマチュア選手権に勝って、今は8年生？　まったく、本当に信じられないよ」とその才能に興味深々のよう。以前グアンに“教育のことやこの先どうしたらいいか”について相談されたそうで「とにかく高校を卒業しなさい。そこから始めよう」とアドバイスしたという。グアンの両親とも話しており「親子共にとても聡明だ。いくつかの選択肢を話しておいたよ」と語っている。

　いずれにしてもグアンの才能は誰もが認めるところだが、早すぎるプロ転向については疑問符が付くところ。帝王のアドバイスならこの先もしっかり学校生活を送り、ゴルフでもそれ以外のことでも世界を広めていってくれるに違いない。