新年気分が抜け切らない今日この頃だが、早速米男子ツアーがスタートする。

　昨季のツアー優勝者のみが出場を許されたヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは現地時間4日にハワイのプランテーション・コース at カパルアを舞台に開幕。ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ルーク・ドナルド（英）、タイガー・ウッズ（米）、ジャスティン・ローズ（英）の世界ランクトップ4がすべて欠場するが、それ以外の30人がプレーし、激戦を繰り広げる。

　昨季のマスターズ王者で飛ばし屋のブッバ・ワトソン（米）はチャンピオンズディナーのメニューを尋ねられ「当日、来てみればわかるよ」とトボけたが、ディフェンディング・チャンピオンとして臨む4月の大一番に向けて、ロケットスタートを切ろうと燃えている。

　また、ウェブ・シンプソン（米）、キーガン・ブラッドリー（米）、カール・ペターソン（スウェーデン）ら、禁止の方向で動き始めているロングパターやベリーパター（中尺パター）をアンカリングする選手たちは、複雑な気持ちで新しいシーズンに挑むことになるだろう。

　アンカリング禁止はほぼ決定的で、これが決まるのは3月だ。規則発効は2016年1月1日だが、それまでにできるだけ実績を残したい。だが、活躍すればするほど、アンカリング有利説を裏付けることになってしまう上、平行してアンカリングしないパッティングスタイルも練習しなければならないというジレンマもある。それでも、目の前の試合をプレーしなくてはならないのがプロゴルファーの宿命とばかりに必死で戦うだろう。

　また、同世代のマキロイに大きく差をつけられた感のあるリッキー・ファウラー（米）は飛躍を誓って開幕戦に臨み、昨季ルーキーながら勝利を収めたジョン・ハー（米）、ジョナス・ブリクスト（スウェーデン）は2年目のシーズンに力を入れる。

　他にも、マット・クーチャー（米）、ザック・ジョンソン（米）、ダスティン・ジョンソン（米）ら実力者たちが参戦する。