新年早々、ナイキが2人の選手との総合契約を発表した。

　現地時間1月1日から複数年でクラブ、ボール、シューズ、グローブ、ウェア、ヘッドウェア、アクセサリーの総合契約を結んだのは、ツアー5勝のニック・ワトニー（米）とツアー1勝のカイル・スタンレー（米）だ。

　31歳のワトニーと25歳で昨季フェデックスカップポイントランク4位のスタンレーはいずれも将来のゴルフ界を背負って立つことが期待される選手。同時に、これまで揃ってタイトリストの契約選手でもあったことから、メーカー同士の選手争奪戦が熾烈なものになっていることは明白だ。

　ナイキはタイトリストの契約選手だった世界ランクNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）と大型契約を結んだと報道されている。ところが、マキロイとサングラスの使用契約を交わしていたオークリー社がこれを不服として訴えている。

　その影響か、マキロイとタイトリストとの契約は昨年12月いっぱいで切れているが、未だにナイキからマキロイの契約に関する発表はなく、今後の成り行きが注目されている。そんな中、2人の契約が先に発表されることになったようだ。