松山英樹の参戦が決まっている来季の米男子ツアースケジュールが正式に発表された。

　これまでは新年早々に新しいシーズンをスタートさせていたが、次のシーズンは年内10月に始めることをすでに明らかにしていた同ツアー。今回その全貌が明らかになった。

　開幕戦は現地時間10月10日からのフライズ・ドットコム・オープン（カリフォルニア州、コードベールGC）。シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン（10月17?20日／ネバダ州、TPCサマリン）と続いた後、アジアへと移動する。アジアではCIMBクラシック（10月24?27日／マレーシア、クアラルンプールG＆CC）と、WGC-HSBCチャンピオンズ（10月31日?11月3日／中国、シャーシャン・インターナショナルGC）の2試合を開催予定だ。

　第5戦で再び米大陸に戻り、マクグラドレー・クラシック（11月7?10日／ジョージア州、シー・アイランドGCシーサイドC）、OHLクラシック at マヤコバ（11月14?17日／エル・カマレオンGC at マヤコバ）と続く。10月末にはワールドカップがロイヤル・メルボルンGC（オーストラリア）で行われるがこれは団体戦。年内の賞金ランキング加算競技はOHLクラシック at マヤコバで終了する。

　年が明けて2014年の初戦はこれまでどおりヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ（2014年1月3?6日／ハワイ州、カパルア・リゾート・プランテーション）、ソニー・オープン・イン・ハワイ（2014年1月9?12日／ハワイ州、ワイアラエCC）と続き、ファンや関係者になじみの深い試合へと突入していく。

　気になるビッグイベントに関してはメジャーのスケジュールはこれまでどおり。マスターズ（ジョージア州、オーガスタナショナルGC）は4月10日開幕、全米オープン（ノースカロライナ州、パインハーストNo.2）が6月12日開幕、全英オープン（英国、ロイヤル・リバプール）が7月17日開幕、全米プロゴルフ選手権（ケンタッキー州、バルハラGC）が8月7日開幕となっている。

　レギュラーシーズンはウィンダム選手権（8月14?17日／ノースカロライナ州、セッジフィールドCC）で終了し、プレーオフシリーズは今季同様4試合。ツアー選手権（9月11?14日／ジョージア州、イースト・レイクGC）でシーズンが終了する。

　松山の挑戦が決まり、石川遼もウェブ・ドットコム・ツアー（下部ツアー）の入れ替え戦“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ”で奮闘していることもあって今後更に注目を集めていきそうな米ツアー。スケジュールが変わり、より国際化する中で来季はどんなヒーローが誕生するのか。今から楽しみだ。