今季の全日程を終え、来年1月4日（現地時間）からの新シーズン開幕を待つ米男子ツアー。その次のシーズンからはスケジュールが変わり、来年末に開幕することがすでに決まっている。

　シーズンを通してのスケジュール発表はもう少し待たねばならないが、序盤戦の詳細が明らかになった。開幕戦は来年10月のフライズ・ドットコム・オープン（10?13日／カリフォルニア州、コードベールGC）。2戦目がシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン（10月17?20日／ネバダ州、TPCサマリン）だ。

　3戦目はアジアへと舞台を移しCIMBクラシック（10月24?27日／マレーシア、ザ・マインズリゾート＆GC）で、4戦目もアジアで世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズ初戦となるWGC-HSBCチャンピオンズ（10月31?11月3日／中国、シャーシャン・インターナショナルGC）が行われる。

　5戦目は米本土に戻り、マクグラドレー・クラシック（11月7?10日／ジョージア州、シー・アイランドGCシーサイドC）が行われるが、6戦目はメキシコに移動してOHLクラシック at マヤコバ（11月14?17日／メキシコ、エル・カマレオンGC at マヤコバ）となる。

　7戦目以降については明らかにされていないが、ここまで見れば、同ツアーの海外志向が見えてくる。こういえば聞こえはいいが、跳ね上がってしまった賞金額をそれなりに維持しつつ、試合数を確保するためには国外に出て行かざるを得ないという真相には違いない。

　いずれにしても、クォリファイング・トーナメント制度が変わったり、スケジュールが大きく動いたりと、過渡期に来ている米ツアー。この時期を引っ張り、実力を示すのは誰かにもツアーの将来がかかっていることも間違いなさそうだ。