現地時間29日、タイガー・ウッズ（米）が事故後初めて声明を発表した。

　発表された声明では、本人が自滅事故を認め、それによって負傷を負ったことを告白。「切り傷、打ち身があり、現在かなり痛みを感じている」と打ち明けている。その上で過失は自らにあること。そして自分は人間であり、ときに間違いも起こすが、今後はこのようなことが絶対に起こらないように気を付けたいとし、容態を心配している世界中のファンに感謝の意を表している。

　だが声明の大半は、事実に基づかない悪意に満ちた噂を否定する内容だった。「妻エリンは事故を起こした私を目の当たりにしたとき、とても勇敢でした。彼女こそ私を一番に助けてくれた人物です。それが唯一の事実。他のいかなる憶測も絶対に間違っています」と強調。好奇の目が向けられていることは理解しながら「一部の厚かましい人々から家族を守らなければ」という強い思いが溢れており、一貫して「プライバシーは尊重されるべき」と訴えている。

　しかし、なぜ事故を起こしたかは声明で語られていない。それが明らかになるまで、タイガーの周囲は騒がしいままなのかもしれない。