国内女子ツアーのニチレイレディス（千葉県・袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース）は21日に第2ラウンドの競技を行い、元ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1の申ジエ（韓）が通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイの藤田光里、リ・エスド（韓）に4打差をつけ今季初優勝に王手をかけた。

　昨年行われたファイナルQT（クォリファイング・トーナメント）をトップ通過し、新人戦の加賀電子カップを制覇した藤田に再び好機が訪れた。4月のスタジオアリス女子オープンでは初日に好発進を切ると2日目に単独3位へ浮上したものの、最終日スコアを落としてツアー初優勝はお預けに。

　この日は序盤からスコアを伸ばすと、バーディラッシュ（9バーディ）で7アンダー65をマーク。「長いパットが入ってくれて、ベストスコアを更新することができた」と振り返り、「上位争いができるように明日も頑張ります。（優勝するの自信は）そんなにあるとは言えない。明日は赤字（アンダーパー）で上がってきたいです」と控えめながら初優勝に意欲を見せた。

　また、2007年の賞金女王で2011年ミズノクラシック以来、優勝から遠ざかっている上田桃子がスコアを4つ伸ばして前日の7位タイから通算5アンダー単独4位へ浮上。「（1番から）3連続バーディで気持ちよく滑り出すことができた。後半（スコアを）伸ばすことができなかったのが残念。自分が持っている力をすべて出して最終日を終えたいです」と最終日の巻き返しを誓った。

　その他、大山志保＆不動裕理の実力者がイ・ナリ（韓）、福田真未、葭葉ルミと並ぶ通算4アンダー5位タイから逆転優勝を狙う。